自分のお金

「行きたい場所=目標」が明確に決まるとワクワク

一般社団法人 日本医療業務支援機構 理事長 石飛隆敏

石飛隆敏

誰でも旅行を計画する時まずどこに行きたいか場所を決めると思います。行きたい場所が決まると日程、メンバー、費用、宿、交通手段、食事、名所、服装、御土産のことも気にしながら、限られた休日の時間内で効率的な行程を色々と考え有意義に過ごしたいと願います。「行きたい場所=目標」が明確に決まるとワクワクしますし素晴らしい旅になります。

仕事も一緒です。

皆さんは日頃から自身の業務を目標設定して限られた期間内で達成するための計画や準備が習慣的にできているでしょうか。未収金対策での目標は、支払えない患者さんを何とか払えるよう手助けしてあげることにあります。その達成のために患者さんが来院してから帰宅するまでの限られた時間内に、どのタイミングで誰がどういうメニューと手段で患者さんと対応すれば効果的かつ有効なのかを考えてほしいと思います。未収金額で言えば具体的に達成できる範囲の数値目標を立てましょう。未収金率を0.01%以内とか月内の未収金額を10万以内にするなどを設定し、数値の経過を定量的に毎月分析し評価することは当然のことであります。未収金業務を進めるうえでの目標が不明確または形骸化していては、いつまでたっても改善スピードと質は高まらず、年々未収金が増え病院経営にも影響を与えかねません。目標を定め「見える化」するだけでなく、各課題をどのように捉えて、どのように工夫して院内関係職員や患者さんに「伝える化」することが大切です。

さてもう一つ、旅行するときに意識するのは費用面。当たり前ですが自分の稼いだ給与から捻出するので真剣に検討します。未収金対策での取り組む姿勢で一番大切なことは、窓口で支払われる患者一部負担金も自分の給与の一部であるいう認識を強く持つことです。貴院の未収担当者や責任者が窓口で未納になった診療費を「自分のお金」と思って未収金対策に取り組めているでしょうか。もし、あなたが他人に貸したお金があったなら、できるだけ短期間に必死になって取り戻そうとするはずです。未収となった診療費を「自分のお金」と思い取り組む姿勢が貴院の未収金対策を大きく好転し効果を生むことにつながります。

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。