【病院と組織マネジメント】「看護補助者」について

今後の超高齢化社会の医療を提供する上で、重要な戦力である「看護補助者」

HMI株式会社の花岡です。病院と組織マネジメントの12回目です。
今回は、今後の超高齢化社会の医療を提供する上で、重要な戦力である「看護補助者」です。

【看護補助者】
注目している視点:患者さんと看護部のサポート
病院ヒエラレルキー:国家資格を有しない点で、病院内ヒエラルキーは事務と同列、もしくはそれより低いです。
得意な領域:看護部のサポート、定型の作業を進める
苦手な領域:事務との交渉や面談

<組織マネジメントのポイント>
超高齢化社会における医療を継続していく上で、看護補助者は非常に重要な戦力です。逆に「看護補助者が確保できない」または「看護補助者が定着しない」病院は、
看護師の負荷が高すぎて、看護師の離職が発生しやすく悪循環に陥ります。

看護補助者は、病院では「看護師のサポート」ですが、介護施設では「介護の実践者」です。介護施設数の増加に伴い、看護補助者として働くことを考えていた人々が、介護施設に採用されています。

病院でも看護補助者の仕事と、やりがい作りを進めていかなくては、今後、看護補助者は病院での採用が難しい職種の一つになっていくことになると考えます。

【ありがちなエピソード】
看護補助者さんは、定型の業務をお願いしているケースが多いと思いますが、病院という多くの患者さんを抱える職場で、その患者さんの生活周りの定型業務を、根気強く進めることは、とても苦労が多いと考えます。

その苦労を理解しにくいのは、普段臨床現場を見ていない事務職です。事務長が看護補助者と話(評価面談や雇用条件等)をして、憤慨して辞めていく看護補助の話をよく聞きます。

「見えにくい定型業務を一つ一つ実践しているからこそ、医療現場が回っている」ことをしっかり認知(リコグニション)していくことが、重要と考えます。

【各職種が注意したい点】
看護部は看護補助者の働きについて最大限認め、声をかけているケースが多いです。逆に看護部と看護補助者の関係が悪いのであれば、急ぎ改善を進めてください。

看護補助者が病院の中でも、「介護の専門家」として認知されていかないと、病院での看護補助者を目指す人は減っていってしまいます。これからの高齢化社会で最も不足する職種は「介護職」ですので、「看護補助者」の働き甲斐を最大限高めていく努力をしていく必要があると、考えます。

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株式会社HMI 花岡 芳郎
~病院経営を次のステージへ~
URL:http://www.hmiteam.com/
MAIL:hanaoka@hmiteam.com

略歴:大学卒業後、製造業に就職。社会人5年目で医療系コンサルティング会社に転職。転職から4年、多くの病院の経営コンサルティングに関わり、医療機関の組織マネジメント改善に貢献。現場に入り込み、各職種と対話をしながら病院組織の再構築を強みにしている。
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