【病院と組織マネジメント】「リハビリ職」について

病院収益に欠かせない存在になった「リハビリ職」

HMI株式会社の花岡です。病院と組織マネジメントの10回目です。
今回は、病院収益に欠かせない存在になった「リハビリ職」についてです。

【医事課】
注目している視点:患者さんの回復
病院ヒエラレルキー:看護部より下位、事務職より上位にあります。
得意な領域:患者さんとの長期関係性づくり
苦手な領域:医師との折衝

<組織マネジメントのポイント>
リハビリ職は、患者さんの機能回復を一緒に歩んでいくことから、長期的関係性づくりに長けています。リハビリが多くの病院の大切な収益源になり、回復リハ病棟や地域包括ケア病棟でのリハビリ実施が重要になったことから、発言権を強めているケースがあります。

また医師は指示書だけを出して、リハビリ長に任せている病院も多く、やや独立した存在になっている病院もあります。

一方、医師の指示が強い病院では、リハビリ職が定着しにくいケースも見られます。

医療職と事務職の中間的な立ち位置であることからも、院内での議論を整理することが得意な面が見られ、いくつかの病院ではリハビリ長から事務長になられるケースもあります。

【ありがちなエピソード】
回復リハ病院の収益性が高いことから、リハビリは儲かるとリハビリ体制に注力する病院は多いです。

ただ回復リハで病棟稼働率を維持できる病院はそう多くはありません。またリハビリ職がフル稼働させるだけの患者層を安定確保するには、近隣急性期病院とのしっかりした連携がないと難しいです。院の患者層と照らし合わせながら、リハビリ実施体制の構築を検討していくべきと考えます。

【各職種が注意したい点】
リハビリ職はリハビリに関しては、自部署で完結させているケースが多く、 医師との距離感が看護師とは違います。リハビリ職は患者さんの機能回復を自身で見届けたい意向が強いため、リハビリ長の権限を与えつつ、リハビリ長のマネジメント力を、他幹部三役がモニタリングしていくことが重要と考えます。

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株式会社HMI 花岡 芳郎
~病院経営を次のステージへ~
URL:http://www.hmiteam.com/
MAIL:hanaoka@hmiteam.com

略歴:大学卒業後、製造業に就職。社会人5年目で医療系コンサルティング会社に転職。
転職から4年、多くの病院の経営コンサルティングに関わり、
医療機関の組織マネジメント改善に貢献。
現場に入り込み、各職種と対話をしながら病院組織の再構築を強みにしている。
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