【病院と組織マネジメント】「ソーシャルワーカー」について

最近活躍が目覚ましい「ソーシャルワーカー」

HMI株式会社の花岡です。病院と組織マネジメントの9回目です。
今回は、最近活躍が目覚ましい「ソーシャルワーカー」についてです。

【医事課】
注目している視点:患者さんと患者さん家族
病院ヒエラレルキー:事務職的な扱いを受けるが、看護師さんが味方になるケースがある
得意な領域:患者さんの状態把握、近隣病院との連携
苦手な領域:営業活動、事務長の対応

<組織マネジメントのポイント>
ソーシャルワーカーは国家資格を有していますが、独占業務がありません。
よって資格を有していないとできない仕事ではない為、事務職的な扱いを受けることがあります。

ただ介護から医療までを幅広く学んでいることから、地域連携においては目覚ましい活躍をするケースがあります。また退院支援をしていく上で、看護部とソーシャルワーカーの協力により、その効率を上げていくことができます。

病院経営の観点からも、近隣施設との連携は益々重要になってきています。
今後、ソーシャルワーカーの活躍が診療報酬上の採算管理において、大きな役割を果たすことになると考えられます。

一方、近隣施設への営業的な活動に消極的なソーシャルワーカーもいます。
地域連携室の事務職員的な扱いに終わらず、医療機関の収益性を担うポジションであることを認識して貰うことで、活躍を促していくことが重要であると考えます。

【ありがちなエピソード】
事務長に聞くと、「ウチの地域連携室は機能していない」と言うのに、
近隣施設に聞くと、ソーシャルワーカーの対応に感謝されるというのは、
よくある話です。

事務長からすれば、集患数を中心にみている部分がありますが、退院支援も大きな役割であるとともに、患者さんの他施設への引き渡しは、想像以上に細目な連絡が大切です。

【各職種が注意したい点】
ソーシャルワーカーが活躍することで一番の恩恵を受けるのは、看護部であるケースが多いです。退院支援において、ソーシャルワーカーが事前説明をしてくれることで、スムーズに話が進みやすくなります。

病院収益の観点から行くと、集患に評価がよってしまう傾向があるので、看護部は他院から紹介された患者は、ソーシャルワーカーの為にも極力受ける体制づくり、事務長は退院支援に関しての活動も評価対象に加えていくことが重要と考えます。

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株式会社HMI 花岡 芳郎
~病院経営を次のステージへ~
URL:http://www.hmiteam.com/
MAIL:hanaoka@hmiteam.com

略歴:大学卒業後、製造業に就職。社会人5年目で医療系コンサルティング会社に転職。
転職から4年、多くの病院の経営コンサルティングに関わり、
医療機関の組織マネジメント改善に貢献。
現場に入り込み、各職種と対話をしながら病院組織の再構築を強みにしている。
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