【病院と組織マネジメント】「看護部長」について

病院で最も人数の多い看護部をまとめる「看護部長」について

HMI株式会社の花岡です。病院と組織マネジメントの6回目です。
今回は、病院で最も人数の多い看護部をまとめる「看護部長」について記載します。

【看護師】
注目している視点:院長の方針、看護部(師長)の意向
病院ヒエラレルキー:看護部を代表しており、院長に対しても大きな発言権を持つ
得意な領域:看護部の動き把握、看護師採用、教育
苦手な領域:院長、事務長との交渉

<組織マネジメントのポイント>
看護部長は病院で最も人数が多い看護部の管理者ですので、組織としての統一感は、看護部長にかかっていると言えます。
また看護師長等からは、看護部からの要望を病院に通すことが求められます。
看護部の不満の一つは、「患者さんの為に苦労し、病院の為に必要なことを要望しても、叶えられない。」という部分があります。

看護部長は事務方が出してくる数字やロジカルシンキング等が、得意な方ばかりではありません。
事務長と交渉して看護部へのお金を引っ張ってくることが進まないと、看護部からの要望との板挟みとなってしまうケースがあります。

看護部の要望について理解して貰える様、現場に積極的に引き込む等して、臨床現場を理解して貰う様にしましょう。

【ありがちなエピソード】
病院全体の会議に参加させていただいた時に、看護部長の表情が曇っているケースがあります。
隣にいる看護師長は議論の内容に不満がありそうですが、意見は言いません。
看護部長が言う様に雰囲気で促しているのですが、看護部長も意見を言えていません。

こういう場合には、看護部長、看護師長とだけミーティングをするのですが、
その際には、堰を切った様に意見が出てきます。
会議の場で議論や交渉をする事を苦手としている看護部長さんは、
非常に気苦労が絶えない様です。

【各職種が注意したい点】
看護部長や看護師さんが反対意見を言っていないから、不満がないと捉えるべきではありません。

実践者は看護部なので納得感がないまま議論を進めても、組織としての実践力は身につかないからです。看護部長や看護部の要望を掘り出しながら、対策を一緒に議論することで、看護部が納得した解決策になります。

納得していない押し付けられた施策は、実践者である看護部の不満を積み上げ、組織の統一感を失わせることになってしまいます。

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株式会社HMI 花岡 芳郎
~病院経営を次のステージへ~
URL:http://www.hmiteam.com/
MAIL:hanaoka@hmiteam.com

略歴:大学卒業後、製造業に就職。社会人5年目で医療系コンサルティング会社に転職。
転職から4年、多くの病院の経営コンサルティングに関わり、
医療機関の組織マネジメント改善に貢献。
現場に入り込み、各職種と対話をしながら病院組織の再構築を強みにしている。
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