【書籍紹介】医療現場の行動経済学: すれ違う医者と患者

当然治療を希望すると思う医師と、悩む患者さん・・・

もともとは治療方針を決定する際に、患者がスムーズに意思決定ができるようにサポートするにはどうするのがよいのか?と行動経済学の論理から説明しょうとした本です。

主には意思決定時のバイアスについて、知ることで、説明する側(医師)も説明を受ける側(患者)も適切なコミュニケ―ションができると書かれています。

具体的には、インフォームドコンセントを行う場などで有効だと思われます。情報さえ提供すれば良いというものではないと・・・。

*行動経済学の論理は、ノーベル経済学賞を受賞した内容です

■ 第2章「行動経済学の枠組み」
手術を行うかどうかについて、手術をしますか?しませんか?
A「術後1か月の生存率は90%です。」
B「術後1か月の死亡率は10%です。」
医療者にこの質問をした場合に、
Aの場合なら約80%の人が手術をすると答えたが、Bの場合なら約50%の人しか手術をすると答えなかった・・・

余談ですが、この本の第13章に「他人を思いやる人ほど看護師に向いているのか」という章があります。看護師のバーンアウトに関する研究の抜粋が掲載されています。

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