国立高度専門医療研究センターの今後の在り方検討会報告書

5つの視点から国立高度専門医療研究センターの今後の在り方を定義

国立高度専門医療研究センターについての議論については、やや長い経緯があります。まずは、2013年に「将来的には、6法人の統合など国立高度専門医療研究センター全体としての組織の在り方について検討を行う」との閣議決定がなされ、これを踏まえて2015年に「独立行政法人の主要な事務及び事業の改廃に関する勧告」を厚生労働大臣に提出しました。その後の在り方について、今回、報告書がまとまりました。

NCが果たすべき役割について抜粋

NCの普遍的な役割として、国民の健康に重大な影響のある特定の疾患 等に係る調査、研究及び技術の開発や医療の提供、これらを担う人材育成 等を実施するという基本的な考え方は今後も維持し、少子・超高齢社会や ストレス増大等の現代社会の国民的課題を踏まえ、

① 世界最高水準の研究開発と医療を実現するための目標と戦略を立て、 地球規模の課題や時代の変化にグローバルに対応するために、疾患研究 の国際レベルの拠点を構築するという視点

② 国立研究開発法人として研究開発成果の最大化と新たなイノベーショ ンの創出を目指し、中長期的な視点に立って取り組むことが求められる 医療分野の研究開発、医療提供、政策提言等に資するため、大学・各専 門領域の医療機関等を含めた全国規模の疾患登録システム(レジスト リ)の構築や、疾患登録情報を活用した臨床開発インフラ(クリニカ ル・イノベーション・ネットワーク)の活用・強化をより一層促進して いくという視点

③ 多様化・複雑化する患者像に対応できる医療の提供が重要であり、N C間のみならず関係機関とも連携を強化しながら疾患横断的に対応して いくという視点

④ 我が国の医療水準の向上と均てん化を図るため、難治性・希少性疾患 など取組が不十分な分野に資源を集中させ、関係機関とともに根拠に基 づく医療(EBM)や個別化医療の確立に取り組んでいくという視点

⑤ 各NCの担当する領域の医療政策や疾病対策の立案や評価・検証に役 立つよう、調査、分析、課題の抽出等に取り組んでいくという視点

が必要である。

国立高度専門医療研究センターの 今後の在り方検討会報告書(厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/content/10800000/000464917.pdf

国立高度専門医療研究センターの今後の在り方検討会(厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/other-isei_534940.html

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。