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意思決定支援を考える(その2)

【現場に笑顔をつくる看護管理 川﨑つま子】

意思決定支援を考える(その2)

前回に引き続き、今回は高齢者医療における意思決定支援について考えてみたいと思います。
高齢者においては老化や認知症などにより、
自分の病状やこれまでの治療経過を医療者に正しく伝えることが難しくなり、
治療に対する意思決定が困難となります。

身近にいるご家族が患者に代わり意思決定を行うことになりますが、
可能な限り本人の思いに沿った意思決定をする必要があります。

しかし、平成26年度の国民生活基礎調査によると、
65歳以上の者のいる世帯構造は、25.3%が単独世帯で、30.7%が夫婦のみの世帯であることがわかります。

今後更に高齢化が進むと、その場に居る医療者が本人に代わり意思決定をしなければならないことが予想されます。
特定の医師に重い判断を任せることのないように、
医療チームで問題を共有し、病院の臨床倫理委員会などに相談して決定するプロセスが重要となります。
自施設に病院として検討する組織がない場合には、看護師長の立場から整備を提案することを勧めます。

【前回記事】 意思決定支援を考える

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プロフィール
川﨑つま子
【学歴】
1978年 国立埼玉病院付属看護学校卒業
1988年 日本赤十字社幹部看護師研修所卒業
2007年 放送大学卒業
2010年 東京医療保健大学修士課程(看護マネジメント学コース)卒業
2010年 認定看護管理者(日本看護協会認定)

【職歴】
1978年 国立国際医療センター
1981年 さいたま赤十字病院
1990年 さいたま赤十字看護専門学校(専任教師)
1998年 さいたま赤十字病院(看護師長)
2006年 さいたま赤十字病院(医療安全管理者、看護副部長)
2008年 小川赤十字病院(看護部長)
2011年 足利赤十字病院(看護部長)
2014年 東京医科歯科大学医学部附属病院(看護部長)
2016年 同 (副院長兼看護部長)

【学会】
日本医療マネジメント学会評議員


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