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意思決定支援を考える

【現場に笑顔をつくる看護管理 川﨑つま子】

意思決定支援を考える

医療は、本来患者本人の意思に基づいて決定されるものであり、
難しい選択を迫られる場面が多くあります。
医療者は患者の意思決定を支援するために、必要な医療の内容について患者に分かるように説明し、
どんな小さな疑問にも丁寧に対応する必要があります。

しかし、突然の発症により急激な生命の危機状況に陥った際には、
本人の意志表示ができない中で、本人に代わりご家族や周囲の者が意思決定を行う必要があります。

それによって望ましくない結果となった場合には、
ご家族に精神的にも経済的にも大きな負担がかかり、
関わった医療者にとっても倫理的ジレンマを抱えることとなります。

こうした倫理的課題に対しては、限られた医療者や限られた診療科だけで考えるのではなく、
組織的に対応する必要があります。
病院の臨床倫理委員会を活用する方法もありますが、
部署内で多職種でのカンファレンスを開催し、
参加者が自由に考えを述べられる環境をつくる必要があります。
看護師長には倫理的課題に対しても積極的に関わって欲しいと考えます。

【前回記事】 問題解決のため、看護管理者には論理的思考が求められます

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プロフィール
川﨑つま子
【学歴】
1978年 国立埼玉病院付属看護学校卒業
1988年 日本赤十字社幹部看護師研修所卒業
2007年 放送大学卒業
2010年 東京医療保健大学修士課程(看護マネジメント学コース)卒業
2010年 認定看護管理者(日本看護協会認定)

【職歴】
1978年 国立国際医療センター
1981年 さいたま赤十字病院
1990年 さいたま赤十字看護専門学校(専任教師)
1998年 さいたま赤十字病院(看護師長)
2006年 さいたま赤十字病院(医療安全管理者、看護副部長)
2008年 小川赤十字病院(看護部長)
2011年 足利赤十字病院(看護部長)
2014年 東京医科歯科大学医学部附属病院(看護部長)
2016年 同 (副院長兼看護部長)

【学会】
日本医療マネジメント学会評議員


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