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組織としてどのような診療看護師が必要なのか?7つの能力をご存知でしょうか?

time 2018/05/13

組織としてどのような診療看護師が必要なのか?7つの能力をご存知でしょうか?

【特定看護師と診療看護師の違いと資格取得の過程 篠﨑真弓】

8.診療看護師の雇用について

これまで、診療看護師における行政・日本看護協会の方向性や実際の活動をご紹介させていただきました。
診療看護師について少しは知っていただけたのではないかと思います。
合わせて就職活動の季節となりましたので、
今回は「診療看護師の雇用」についてご参考になればと思い、お話させていただきます。

管理者の方々は診療看護師を採用する際に、
組織として診療看護師の所属はどうするのかという問題に直面されると思います。
「診療看護師はあくまでも看護師なのだから看護部でしょ」という考えや、
「臨床推論を活かし、特定行為も活かしながら患者により良い医療・看護を提供するには、
診療部に所属していた方が良いのでは」など様々な考えがあると思います。
組織としてどのような診療看護師を必要とするのか。
そしてどこに所属させると、診療看護師の能力を最大限に活かせるのか。

私が卒業した大学院では、
クリティカル領域で活躍する診療看護師(NP)は、
救急患者、周手術期患者、ハイリスク患者を対象に、
医師と協働し、チーム医療のキーパーソン、地域医療のゲートキーパーとして、
安全・安心な医療をタイムリーかつ効果的に提供できる能力の修得を目指しています。
また診療看護師(NP)に必要な能力として7つ(下記図参照)挙げています。

これらの能力は、在学中に全て修得できるというわけではありませんが、
診療看護師として活動していく中で能力を伸ばしつつ実践していける事が望まれています。
しかし、まだまだ始まったばかりの診療看護師。
診療看護師としてのIdentityが確立できていない現状で、
各々が可能性を期待し望むような活動が行える環境にあるのかというと、
そうではありません。

診療看護師の中でも、全く活動が行えず勤務先を変えた者や、
組織の求める診療看護師像と個人の活動目標の違いにモチベーションが維持できない者もおります。
組織としてどのような診療看護師が必要なのか。
7つの能力をご参考に、組織全体で考えてもらいたい事です。
それらが明確になっていれば、今後増えていくであろう診療看護師の、
よりマッチングした雇用へとつながっていくと思われます。
そして組織の求める診療看護師像と個人の診療看護師像の折り合いをつけながら、
より良い医療・看護を提供できる組織の一員となって行ければと思います。

参考資料:
http://frompage.pluginfree.com/weblish/frompage/1746929632/index2.shtml?rep=1

【前回記事】 患者を中心に医師・看護師・家族で協働していくことが大切である事を実感した

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プロフィール
篠﨑 真弓
略歴
1994年 日本医科大学付属病院 入職 (看護係長まで務めるが、大学院進学のため退職)
2011年 東京医療保健大学大学院 看護学専攻 高度看護実践コース入学
2013年 東京医療保健大学大学院 看護学専攻 高度看護実践コース修士課程卒業
2013年 日本医科大学武蔵小杉病院 入職
(診療看護師として研修後、循環器内科心不全ケアチームや救急外来でのトリアージなどを行う)
2017年 日本医科大学看護専門学校 異動 基礎看護学担当講師
現在に至る


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