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「NP教育課程修了生の交流会」に参加してきました

【特定看護師と診療看護師の違いと資格取得の過程 篠﨑真弓】

6.「NP教育課程修了生の交流会」に参加してきました

先月、日本看護協会で開催された「NP教育課程修了生の交流会」に参加してきました。
そこで今回は、その際に行なわれた日本看護協会からの情報提供の報告をします。
先ずは、用語の定義(以下①〜③)が示され、参加者は私も含めNPと表現されておりました。

①Nurse practitioner注:米国等のような医師の指示を受けずに一定レベルの診断や診療などを行うことができる公的資格。
②ナース・プラクティショナー(仮称):日本看護協会が創設を目指している米国等のような医師の指示を受けずに一定レベルの診断や治療などを行うことができる新たな看護の国家資格。
③NP:大学院(平成30年3月時点で9校)のNP教育課程を修了した現行法上の看護師。

日本看護協会の事業の中で、
平成27〜28年度に新たな資格(ナース・プラクティショナー(仮称))の創設が
必要ではないかと検討されるようになり、
平成29年度重点事業「4:看護職の役割拡大の推進と人材育成」「4-2:ナースプラクティショナー(仮称)制度の構築の推進」、
平成30年度重点事業「4-3:ナースプラクティショナー(仮称)制度の構築」と、より前進した内容となっておりました。

今後はさらに裁量を求めていく方向であり、
そのためにも諸外国や日本国内の調査を引き続き行う事や、
ナース・プラクティショナー(仮称)制度の確立に向けた特別委員会の設置、
NPの実績収集を行う事等の説明を受けました。

また、厚生労働省から平成29年4月6日に出された
「新たな医療の在り方を踏まえた医師・看護師等の働き方ビジョン検討会報告書」の中で、
「3 高い生産性と付加価値を生み出す ①タスク・シフティング/タスク・シェアリングの推進 ④フィジシャン・アシスタント(PA)の創設等」
が述べられている事、
平成30年2月27日の「医師の働き方改革に関する検討会・中間的な論点整理」では、
「先駆的な病院で取り組まれている「診療看護師」の活用の検討やフィジシャン・アシスタント(PA)の導入等の新たな職種の国家資格化の検討が必要ではないか」と出された事の説明。
さらに日本看護協会としては「この下線部の中のの「等」という表現には、
ナース・プラクティショナー(仮称)が含まれると捉えて良い事を厚生労働省に確認した。」とも話されました。

国内初の大学院NPコースが開設されてから10年、
私が志してから7年が経ちました。
交流会の帰り道、一緒に参加した同期と「ミニDr.なんていらない」と言われながら、
「私達のやっている事(NPとしての勉強)は活かす場があるのか」と不安になり、
「それでもいつか道ができることを信じて進むしかない」と励ましながらやってきた事を思い出しながら、
感慨無量となりました。

注:交流会の資料上ではカナ表記となっていたが、日本看護協会HP上の表記(英語)に準じ変更した。

参考
日本看護協会HP: http://www.nurse.or.jp/nursing/np_system/index.html
厚生労働省HP: www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10801000-Iseikyoku-Soumuka/0000199254.pdf
内閣府HP:  http://www5.cao.go.jp/keizai-shimon/kaigi/cabinet/2017/decision0609.html

【前回記事】5.特定行為研修

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プロフィール
篠﨑 真弓
略歴
1994年 日本医科大学付属病院 入職 (看護係長まで務めるが、大学院進学のため退職)
2011年 東京医療保健大学大学院 看護学専攻 高度看護実践コース入学
2013年 東京医療保健大学大学院 看護学専攻 高度看護実践コース修士課程卒業
2013年 日本医科大学武蔵小杉病院 入職
(診療看護師として研修後、循環器内科心不全ケアチームや救急外来でのトリアージなどを行う)
2017年 日本医科大学看護専門学校 異動 基礎看護学担当講師
現在に至る


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