
毎年5万人以上が看護師の国家試験に合格しているってご存知ですか。この数字を見ると「えっ、この人たちどこに行ってるの???」なんて思う管理者の方もいるかもしれませんね。現在、全国には約160万人の看護職員がいますが2025年には約200万人が必要という試算が出ており、もうしばらくこのトレンドは続きそうです。
一方で、看護師の就業場所を年齢階級別に見ると年齢が上がるほど病院の割合が低くなっているのがわかります。訪問看護ステーションや介護施設などの増加により、看護師の就業場所の選択肢が増えているということもありますが、年齢が上がると病院への就職が難しくなることも一因ではないでしょうか。また次回2018年の診療報酬改定では7対1入院基本料は10対1と再編、統合されます。病院によっては従来の7対1の基準に満たなければ看護配置基準を縮小することも考えられるでしょう。
今後看護師の需要と供給のバランスは少しずつ変化していくと考えられます。皆さんは今後のキャリアをどのように考えていらっしゃいますか?
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プロフィール
ペンネーム:人事採用仕事人T
略歴:民間企業を経て、病院で人事・採用を中心に行う。最近、独立して人事・採用コンサルタント